1/144 初代HGUCガンダムのこと [HGUC 1/144 ガンダム]
1/144初代のHGUCガンダムです。
巷ではHGUCもRIVIVEと銘打って完全新規金型によるガンダムも発売されましたが、こちらは2001年に発売されたものです。
REVIVE版も組んでみたのですが、「ガンダムの模型」というより「組み立てるアクションフィギュア」という印象が強かったです。確かに可動範囲など技術の凄まじい進歩や価格の据え置きなど絶賛すべきところが多々あるREVIVE版なのですが、細身のプロポーションや顔の造形など個人的に気になっているところも多かったです。
それもあってついつい旧版を作ってしまいました。モデルグラフィックスの作例でよく語られていることなのですが、プロポーションを良くする際、足を長くすることがポイントのように思われるが、ガンダム系のスタイリングだと実は胴体を長くしたほうが効果がある、という逆説的な記事を読んだため実践してみました。
腹部の下に2mmプラ板で高さを増します。いつも思うのですが、たかだか2mmで本当に効果があるのか?と作業中は不安に駆られるのですが、こういった細かいアレンジが全体の印象を変えると信じて進みます。また同記事の中には、「よりよくしたいなら上腕部も同じように2mm延長するとよい」とあったので合わせて延長。
他には胸と膝部分のバンダイエッジが気になったので付け足し式でエッジを立ててみました。
白い部分にはエバーグリーンの三角プラ棒を貼り付けヤスっていきます。0.8mmサイズが超使えます。
すると例えば膝はこうなります。
今はwaveさんからも三角プラ棒がでていますね。双方ともタミヤさんより小さなサイズがあるので細かいエッジワークにとても役立ちます。胸も同様に。白い部分がエッジとして「尖り」ます。
行った改造はこのくらいです。組み上げてみるとこんな感じ。
いまひとつどのくらい効果があるかわかりませんが膝と胸がピシッとしたので満足です。
また途中写真が残っていませんがビームライフルを大きくしたくって同じくHGUCのG30thのものをいじくりまわして大型化。ちょっと大げさなくらいにしてみたり、シールドはREVIVE版から流用してみました。
後は塗装ですが、特に今回胸の色をがんばってみたく思いまして、色々試した結果、ガイアノーツのバーチャロンカラーのアイスコバルトブルーがイメージに近かったので採用。無事完成できました。
体型もいい感じでできたと実感できるのはやはり胴体と上腕の延長工作のおかげでしょうか。また膝と胸だけですがエッジを立てたことでメリハリがつけられたようで個人的には満足な仕上がりとなりました。
旧版のキットですが、特に顔なんかは歴代のどのシリーズよりもいい面構えをしているなぁと思ったりもします。
しかし今回強く感じているのは、基本工作的にはなんら新しいことはしておらず、ツールやマテリアルも目新しいものは使用しておりません。今は2016年ですが、きっと10年前でも同じものが作れたと思うと無駄に10年過ごしてしまっているなぁと悔やんでしまう自分がいます。10年前に戻りたいなぁ・・・
なんてことを強く想いながら久しぶりに今日という日に更新致しました。