訳あり消しゴムのこと [模型グッズ]
モデラーにとって100円ショップは様々なツールが入手できる天国のような所。ついついいろんなものを買ってしまいます。
今回はそんな中からひとつご紹介。
訳あり消しゴム!
研ぎ出しのこと [タミヤ 1/24カウンタックLP400]
前回ご紹介したトレカットを使用してボディの研ぎ出しを行いたく思います。
北澤志朗氏の映像を基にそのまんまガイアノーツEXクリアを使用して4回塗り重ねを行ったものです。
このまんまでも十分いいじゃぁねぇかと思えたりもしていますが。
トレカットのこと [模型グッズ]
カウンタックを作ることにした [タミヤ 1/24カウンタックLP400]
最近、youtubeで模型に関する動画を検索することにはまっております。
いやぁさすがyoutube、いろーんな動画がありますね!!製作手順の紹介とかレビューとか思い出話とか、ガンプラのコマ撮りアニメとかまですごいものです。中でもイベントでのトークショウや実演の模様など、行かなかったものについてアップがあるととても嬉しくなります。良い時代になったものだ。
そんな中、ひとつのキットを製作する手順を丁寧に追ってくれる、もはやテレビ番組のようなコンテンツも多く、先日見ておりましたらアオシマのランボルギーニカウンタックを紹介したものがありました。 それに触発されましてカウンタック作りたいなぁと思っていたら、確かあったはずだぞ、と。
あったあった!
電飾しましょっ!のこと [模型誌]
マンガうんちくプラモデルのこと [模型誌]
Twitterでチラッと見かけて、面白そうなので買ってみました。
われながら情報収集はしているつもりなのですが、こんな本が出版されるのを知りませんでした。ならばこれはこの目で確認せねばなるまい、と早速購入。
マンガなのであっという間に読み終えました。 あのね、結論から言うとね、模型が好きならね、
「絶対買え」ですな。
本書は全17話で構成されています。
主人公の雲竹雄三とその妻優子がそれぞれの話に登場し、各話タイトルに応じたうんちくを披露していくものなのですが、それは歴史であったり、業界事情であったり、時代背景であったり、ジャンル紹介など様々なテーマから軽妙なテンポで読ませてくれます。
「プラモデルとは?」「プラモデルを知らない人にの魅力を伝えよう」という立脚点ではないので、まったく模型に感する知識と興味のない方にはこの本はおすすめできません。また各種ツール、テクニックの紹介はあるのですが、技術指南書ではないのでこの本を読めば模型が上手くなるわけでもありません。
しかーし、模型に関して関心のある方であれば楽しくて楽しくてあっという間の1冊であると言えるでしょう。
というのも、現状の「模型に関する本」ってそのほとんどが技術論なんですよね。作る方法、塗る方法、という所謂ハウトゥ本が大半です。それ以外ですとプロの方の作品集が多いという感じでしょうか。 その一方で日本における「模型の世界」を俯瞰して紹介した本は意外と少ないのです。
文芸書や新刊書などの業界本としてはいくつかありますね。こちらは企業やIPコンテンツ紹介の側面が強くって、ガンプラの秘密とか、バンダイのノウハウとか、タミヤのこだわりとか、そういったものを紹介するタイプです。
マンガという形とユーザー目線で「模型とそれを取り巻く世界の楽しさ」を提示してくれたものは初めてではないでしょうか。
これはきっと作者である岡本一広さんと監修である中村公彦さんの力量にもよるところかと思うのですが、 うんちくなのでとかく説明文でごちゃごちゃした口調になりかねないところを、各話毎に登場するキャラクター達がユーモアたっぷりに掛け合いしてくれています。しかも一見ばらばらの登場人物たちの人物関係がまとまっていく構成もとても素敵でした。
模型が好きであればあるほど、また模型に関する知識があると自負している人ほど、 「その通り!」「なるほどー」「え、そうだったの?」「確かに!」「はははっ」と連発すること間違いなしでしょう。
日本における模型文化を再認識し、今一度模型の魅力を改めて感じることの出来る本書、きっとあなたの模型心を豊かにしてくれることと思います。
と、べた褒めしてしまいましたがもうひとつ。月刊誌を除いて1,000円以下で買える模型の本って久しぶりです。つか総じて模型の本高すぎ。こういったアプローチがもっと増えてくれればと思います。がんばれ出版社さん!
プラカラーリストのこと [模型グッズ]
以前自分はプラカラーのミディアムブルーをなぜか何本も買って帰ってきてしまう、という記事を書きました。
それを防ぐためにも手帳に色見本やメモを持ち歩くというアナログな行動をとっておりましたが、先日偶然iPhoneアプリでこんなものを見つけました。
プラカラーストック
提供者 yusuke bonoさん
クレオスからタミヤ、ガイアノーツ、果てはファレホ、グレーンマックスまで発売されているカラーの色見本と、持っている本数を記録できるものなのです。作者であるyusuke bonoさん、なんていいものを作ってくれたんだ!
塗料はついで買いすることが多い模型グッズなので、自分の家にあったかどうかをアプリで確認できるのはこりゃ便利。それを通りこして私なんかは「どの色欲しいかな~」と色カタログとしても楽しめそうです。
いやぁ。このようにして世界はデジタル化していくのですな。
黄色対黄色 [1/100エルガイムMk-Ⅱ]
ずっと間が空いてもしれっと更新ですが、あまり手を加えないようにしよう、でないと完成しなくなるからと思っているのですがついついいじってしまっています。
頭部はパーツ分割が微妙なので後ハメが出来るように雑誌を見ながらやっていたのですが、耳にあたるパーツなどとの整合性が取れなくなってしまい難儀しています。
あとヒサシのラインや頬のエッジとかをいじっていたら、収拾がつかなくなってきました。あまり余計なことはするもんじゃあないってわかってるくせに・・・こういう気持ちで挫折しそうなのは技術がないのも確かにそうなのですが精神的に手をつけるのが怖くなるという気持ちがあると思います。
以前の百式でも十分その思いをしたので、今回も安心策として既にバンダイさんに部品注文したのだ。これやると結構気が楽になって手が動くようになります。
そういうので手が止まってしまうのと同時に、実は今回は他キットにも手を出してしまっていました。
いいキットとか本腰入れたいキットに対して「手を入れたくなる」という気持ちが働くこと自体に、後の挫折へのリスクとなるものがあります。 じゃあ逆に「一切手をいれたくないキット」だったらどうよ?かえって作業進むんじゃね?という逆転の発想。出来がよいから手を入れないのではなく、そういう余地を超越したキットならばとにかく作るしかなくなるのでは?ということでここまで進んだぞ。
ベストメカコレクション1/144ガンダム!無念無想で組み立ててマスキングしてとにかく完成させるという工程をひた走る感じは、余計なことを考えずにひたすら手だけを動かすという、それはそれでとても楽しい時間を与えてくれます。
この胴体なんかも、塗装に白、赤、青、黄が必要ですが順番とかマスキングの効率とか考えない、とにかく明るい色からやってみる!どうせ後で吹きこぼしとかあるんだろうから気にしない!という開き直りでいきます。
黄色塗ったぞ。
教訓 黄色塗るときは黄色いマスキングテープ使っちゃだめだ。他の色使え。
2体使って贅沢モデリングのこと [1/100エルガイムMk-Ⅱ]
さてさて新作に取り掛かろうと思っています。
今度の挑戦はR3シリーズでキット化されたバンダイ1/100エルガイムMK-2です。以前waveのレッドミラージュを製作しましたが、やはり永野護氏のメカは素敵ですね。mk1もキット化を期待していたのですが出ないかなぁ。
さて、本作2007年発売でもう7年も経つのかと思いつつ、偶然にも今年は放送30周年ということでプレミアムバンダイさんからメタリックコーティングバージョンも発売されるとのこと。サンプル写真も公開されています。高級感漂う感じですが、ちょっとシルバーによっている感じでしょうか。
ではこちらはノーマルキットですが仮組みを。
仮組みの役割はいまさら書くまでもないですが、
1 キットの全体像を確認すること
2 組み立てで注意すべき点を確認すること
3 塗装のイメージを想像すること
の大きな3つを持っていると思っています。
キットの全体像を確認することで、自分にとってどこかが気になって工作上の改修点とするかどうかをチェックすることができると思います。この段階でプロポーションの変更を行うべきかなどの脳内会議が開催されますが、ここで大きな野望を持つと完成へのハードルがどんどんあがっていきますので難しいところではあります。しかしひょっとしたら妄想が広がって一番楽しい時間かもしれません。
またこの段階でプロポーションに含まれるかもしれませんが、エッジの処理、いわゆるC面や尖っている所をどうするかなどの検討を行うこととなります。
たとえば胸の各辺にはC面がついていますがこれはそのままにすべきか加工すべきかを悩んだり、
つま先は尖らせるべきか気にならないかなどを検討します。
今回はキットの出来がすばらしいこともあり、ほぼストレート組みで十分という感じですね。
さて、2の組み立てで注意すべき点を確認することについてですが、実はここを今回の自分の中での大きなテーマとしています。というのも、昨今のキットは非常に部品数も多く、また内部フレーム緻密に再現されていることもあり、合わせ目やパーティングラインなど処理すべき箇所も非常に多くなっています。特に装甲の隙間から見えたりする箇所などもあり、 完成後処理をしていなかった場所がばっちり見えてしまうこともあれば、自分の中では特にあるあるとして、せっかく合わせ目など丁寧に処理したのに完成するとバラさない限りまったく見えない箇所が多かったりします。似たような経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。
今回のマーク2も外装はほぼすべて取り外し可能でかつ内部フレームも完全再現していると言ってよい内容です。しかし私は外装を付けたり外したりすることは今回考えませんので、内部フレームはそんなに細かく表面処理などをする必要はないと判断しました。しかし、前述のようにフレーム部分でも間接部分などしっかり見える箇所がありますので、それをしっかり仮組みでチェックする必要があると考えます。
そこでっ
タイトルにもある贅沢モデリングなのですが、今回私このキットを二つ持っております。ついつい製作用保存用などとして気に入ったキットは複数買いしてしますのですね。このマーク2も2個持っていたのですが、なんと贅沢にも1つは仮組み専用、もうひとつを本製作用にしてみようというのが今回のテーマでもあるのです。
この発想を行うことで実験を兼ねて以下のメリットを持てるかどうかを試してみたいのです。
・製作中も常に全体像が把握できるのでモチベーションを維持できる
・合わせ目やパーティングラインの処理が必要な箇所必要でない箇所をいつでも確認できる
・スナップフィットキットの場合、組んだ後でも外せるか否かをチェックできる
・万が一部品紛失や改造失敗などが発生しても予備として活用できる、またその保険があるという状況が安心につながる
・改造を施してブログなどでアップする場合ノーマルとの比較写真を撮れる
・積んである複数キットを消化する
というメリット感を持てるかどうかを体感してみたいことが一番のテーマです。本製作しているキットとは別に未開封のキットがあるということではなく、2体開封して双方とも作るという点をポイントとしてみました。
もちろんデメリットもあります。
・2体を買う出費を要する
・仮組みのために要する時間
がありますが、デメリットをカバーする気持ちになれるかどうかを確かめたく今回はこういうやり方をしてみます。
さらにこのアプローチは仮組みの役割3における塗装のイメージを持つことにもつながるのではないかと仮定しています。
塗装はたいてい組み上げた状態ではなくある程度パーツごとに行うので、ばらばらの状態で塗りつつも一方では組みあがった状態と比較できるのではと思っています。今のところ組みあがった状態のものは塗装するつもりはないですが、場合によっては試し塗りとして塗ってしまってもよいのではとも思います。
ということで結果として2体使う贅沢モデリングというタイトルを付けてみました。よくブログで見るケースとしては完成品と素組みの2種を比較してどこを改造したかをわかりやすくするものがありますが、こういった観点もあるのではないかと思います。
ではでは本製作開始します。
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